どうも。たまにスポーツ指導者のとみぃです。
やられました。惨敗です。
先日「絶対に負けられない戦いがある」といった大会。
当初グループリーグ突破を目指して県大会にと思っていましたが…
グループ2位突破をかけた一戦で一歩及ばず。残念ながら予選敗退になりました。
サッカー日本代表はこうならないことを祈るばかりですが
試合を見ていて感じるものがありました。
本当に手も足も出ないくらい差があったのか?
たしかに相手は強かった。シードチームに関しては差が元々あるのは承知してたんですが、それでもいつもの彼女達ならもう少し食い下がることができたはず
それが全くできなかったのは一体何だったのか。
僕は今回負けたのは力の差以前に彼女達の「メンタル」がそのまま試合に出たことが負けた原因だと思いました。
「失敗したらどうしよう」
「ミスしたら怒られる」
「ボールがこっちに来ないといいな」
無意識だとしても、こういう感情が片隅にあるとそういうものは表情に出ます。
小学生は素直なんですよね。
彼女達はモロに出てました。
これでは力の差以前に「同じ土台に乗れていない」ので勝負になるはずがない。
力の差以上に差がついたのは結局ここだったんだなと今更気づかされました。
ほんとポンコツな監督で申し訳ないです…
もちろん全部の選手がそうだったとは思いません。頑張ってる子もいました。
ただ、チーム全体でそういう空気感があったのは間違いなく、それを気づいた時にはもう遅かったのも事実。
これも監督の責任ですね。
圧倒的な勝者のメンタルを手に入れる
かつてサッカー日本代表監督だったアルベルト・ザッケローニは現在の日本サッカーが勝てない理由を「絶対的な勝者のメンタルが欠如している」と言っていました。
それを象徴するような出来事に僕もあった事があって、仕事でロンドンとストックホルムに行った時、たまたまW杯ドイツ大会の直前で
英語ができない僕は現地のスタッフにカタコトでコミュニケーションを取るためにサッカーの話題を出したことがありました。
どの国がW杯優勝すると思う??って。
興味深いのは、どちらの国の人も「うちの国が絶対優勝する。負けるなんて考えられない」と答えたんです。
もし日本で同じ質問をしたら「まぁドイツでしょう」とか「ブラジルやアルゼンチンあたりも食い込んで来そうですよね」とか
日本が優勝って絶対に口にしないと思いますw
もちろん国民性もありますが、これには理由があって。
「イングランドやスウェーデンはW杯で優勝、もしくは勝ち抜いた経験がある」
ここに尽きると思うんです。
勝ったことがある。だから次も負けないって理論ですね。
この「勝者のメンタル」ってものすごく重要で、これがあるかないかで勝つか負けるか決まる、と言っても過言ではないんです。
それを選手ではなくサポーターが言うって言うのも素晴らしいんですが
選手もきっとイングランドやスウェーデンの代表になった時点で「選ばれし者」と思ってると思います。
また一つ彼女達に教えてもらった
サーブレシーブが良くなかったからサーブレシーブ強化しよう
スパイクが決まらなかったからスパイクの練習をしよう
ずっとそうやって練習してきましたが、それではダメなんです。
頑張って練習するのは当たり前ですが、もっと深い部分で原因を追求していかないと多分このまま終わってしまうと思いました。
メンタルを強くするとかそういうんではないんです。イジメぬいて鍛えるとかそっちではなくて
「絶対にこれだけはできる!」と強く気持ちを持てるなにかを彼女達ができるように。
もっと考えてあげないとなと思った大会でした。
でも、負けたとはいえうちの子達はその時出来ることを精一杯やろうと頑張ってました。
それが報われるようにしてあげるのは確実に我々指導者の責任だと思うので、引き締めてやらないといかないですよね。
くそー。次は絶対負けねぇぞ。