さてさて、久々のアプリエ。 ここのところTHROWでのカラーが多かったのですが
うちではカラー剤を「いいとこ取り」してます。
ハイトーンはアプリエ、濃い色味やトーンダウンにはTHROW、ベージュ系カラーにはピクサムFと使い分けております。
今回はちょっと難易度高め。
ビフォアの写真を撮り忘れたんですが
都内の有名アーティストが行ってるサロンで人生初カラーをしたそう。
シルバーにしたかったのにグリーンになってしまったとインスタからご予約いただきました。
そんなお悩みわたくしが吹っ飛ばしてやりますわよ!!!
レシピ
まずはグリーンを取るためにブリーチ。
パウダーとオキシの比量は1:2です。
人によっては3倍とか、クリームタイプ混ぜるとか色々いらっしゃるんですが、わたくしは1:2です。
過度の水分はブリーチのレスポンスを下げます。さらにファイバープレックス併用ともなればなおさら。
なので原理上1:1が一番効率よく色が抜ける計算なんですが、なにせ塗りにくいw
粉々しちゃって周りに飛びますしね。
なのでブリーチの時は基本1:2です。
ファイバープレックス併用なので人肌くらいに加温して15分。
アルカリ除去やオキシリムーブを施し、セカンドカラーへ。
この残留物除去しないとダメージ・色抜け・ムラの原因になるので、ブリーチ後は必須です。
色味はアプリエのPA11+VIを10:1 6%で。
4%や2%でもいいですが、今回はシルバー感を出すのであえて6%です。
濃いグレーやライトグレーにしたい場合は4%とか2%で良いです。
それか、11レベルの基剤に対してVIを2割にするか。
VIを2割にするともう少しラベンダー感が出で明度が下がります。
今回はPA11とVIは10:1、6%でいきます。
アフター
なかなかのクオリティのプラチナアッシュ。
シルバー感が素晴らしく高まります。
ブリーチを使ったダブルカラーをする上での気をつけること
まずブリーチのムラは次のカラーの染まりを左右するし、最初のブリーチでどれだけ傷ませず、ムラなく、目的の明るさまで短時間でいけるかがキモ。
最近はファイバープレックスなどボンド系の処理剤の登場でダメージの軽減はされていますが、まだまだ専門的な技術が必要。
ブリーチを使ったダブルカラーをしたい場合は
ダブルカラーが得意!とうたっている人か、フォトなどを見て判断しておねがいするのが一番失敗ありません。
通常のヘアカラーの色選定とブリーチ毛の色選定は全くと言っていいほど違います。
なので普段からしっかりブリーチをしている美容師さんに頼むのが無難ですよね。
間違っても「自分でブリーチ」はしないように!!
それから、縮毛矯正、デジタルパーマなどをかけていた方もダメージの関係上気をつけなくてはいけません。
美容師は最大限の準備を。お客様は今までの履歴を隠さずしっかり伝えて、最善のヘアカラーになるように。
お互いのコミュニケーションが大事ですね。
いやー。しかし高まるな〜
アプリエだとこれだけ透明感あるシルバーがブリーチすればできてしまう。
通常なら3〜4回ブリーチしてうす〜く色を乗せて作るカラーなので、ダメージもかなりするし色持ちもめちゃ悪い。
でもアプリエならカラー剤自体が濃くて明るいので一発で表現可能。素晴らしいです。
ま、使う人の腕ですかね…w
そんなこんなで2、3月は卒業控える高校生がヘアカラー解禁になる月。
是非わたくしにご相談を。
バッチリ染めますぜぇ〜!!