茨城県牛久市の美容室 atelier lit とみぃのブログ

これから染める、パーマをかける皆様へ。

 
三月に入って卒業式シーズン到来ですね。


茨城の高校は1日が卒業式のところが多いので、髪を染めたりパーマかけに来る子達が月初めからきてくれてますが


初めて染める、初めてパーマかける方にちょっとしたアドバイスを。



自分で黒くすると、髪がどうなってるかわからない


  まぁ一番ありがちであろうトラブル「黒染め」


黒染めに関しては色々な美容師さんが警告しているように、セルフで染めてしまったものはなかなか希望の色まで明るくしたり色を入れたりするのが難しいです。


塗ってる量、室温、置いてる時間、そして塗る前の明るさなど全く不明瞭な状態で施術するからです。


なので黒染めをしてる方は必ず染める前に




  1. いつ頃黒くしたか

  2. どのくらい時間おいたか

  3. 量はどのくらい塗ったか(市販のカラー剤なら何箱使い切った、とか)


を分かる限り担当の美容師さんに伝えて相談してみるといいでしょう。


そしてほとんどの場合、ブリーチで黒染めを抜いてから希望色を被せる、というやり方になると思うので、ご予算などとも相談しましょう。



ダメージ毛へのパーマはただ傷みが増すだけ。


そして結構大事件になりやすいのがパーマ。特にブリーチした毛にパーマをかけることですね。


 
ゆるいパーマ、しっかりパーマ


強さにかかわらず、髪の毛がカールを形成するにはタンパク質にある結合がしっかりつながっている事が大前提です。


ブリーチは色を抜くと同時に、そのタンパク質まで抜いてしまい、髪の毛の結合まで崩してしまうので


そこにパーマ液なんぞつけようものならジリジリになります。


ジリジリくらいならまだいい方で、下手するとゴムのようになり引っ張ったら「抜けるように」ぬる〜っと切れてしまいます。


その状態になってしまったらもう切る以外に方法がありません。



最初だけはなるべく美容師さんの意見を聞いてから考える


 
我々美容師はお客様の髪をできるだけ綺麗にしようと考えて仕事をします。「傷ませてやろう」なんて考える美容師はいません。


なので、希望のヘアスタイルがあるときもなるべくリスクの少ないプランを考えてくれます。


もし、過去にやらかしてしまったことがある方は
まず最初にどうやって希望のヘアスタイルまでもっていくか一緒に相談して考えてもらいましょう。
髪の毛は自己修復能力がありません。傷んだら最後、切らない限りは治りません。傷んだ髪はスタイリングも難しく、理想にはなりません。


なので傷まずに手入れもしやすい髪にするプランを美容師さんと一緒に考えるんです。


もしかしたら一度の施術では難しいものもあります。
料金も少しかかることもあるでしょう。


でもしっかり時間をかけてでも直したほうが、後々の髪の毛を考えても絶対にいいので、無茶はせず美容師さんに思い切って聞いてみましょう。


4月からの新生活。やっぱり綺麗な髪で迎えたいですよね。

この記事を書いた人

フリーランススタイリストとみぃ
美容師歴21年。
ヘアカラーを得意とし、ハイライトや3Dバレイヤージュなどを駆使したデザインカラーを提案。様々なヘアカラーニーズに対応できる技術を研究・提供している。

ファッション・メイクとマッチしたヘアスタイルの撮影や、美容メーカーのメディアへの寄稿、地域のビジュアル活動など、サロンワークのみならず多方面で精力的に活動している。
【主な活動・資格】
ビューティーエクスペリエンス「THROWジャーナル」ライター
ヘアケアマイスタープライマリー・ミドル取得