子供の時なんかは戦隊モノのヒーローだったり、
学生の頃部活とかやってるとその競技のトッププレーヤーだったり
ヒーロー、トップアスリート、アーティスト…自分の中にも「憧れの存在」っていて、わたくしなんかは良くフォームとかクセとかを真似してました。
美容師になるとやっぱりかわいいスタイルや凄い作品を作る方なんかに憧れてましたね〜。
その中でもわたくしの永遠の憧れは
DADA CuBiC 植村隆博氏。
わたくしが若かりしころ、カットのカリキュラムを全て合格したのに思うようにカットが出来ませんでした。
そんなとき、美容雑誌に載っていた植村さんの作品に衝撃をうけ、著書を片っ端から買って練習しました。
全頭1mmずつ切る、とか今考えるとやる意味あったのか疑問な練習もしてました(笑)
でもそのおかげでカットの切り方ではなく、形を理解したカットが出来るようになりました。
わたくしのヒーローであり、お手本だった植村さん。
しかし植村さんは数年前、44歳という若さで逝去されました。
最近、彼の遺作である書籍が完成したという記事を見て、ふと思い出しました。
あの時ぐらい情熱持って何かに取り組んだのっていつだったっけ?
少し忘れていた気持ちになりました。
手を抜いてるつもりはなくても、歳をとるごとにそういったものが無意識に落ちてくるのでしょうか。
いや、でも我々美容師はそうであってはいけません。
古き良きモノを継承し、新しいモノを貪欲に会得する。
片手間でやっていい仕事なんて何一つないんです。
なんか目を覚まされたような気分です。
あの時、躍起になって1mmずつ切ってたころのように頑張らないとですね。