茨城県牛久市の美容室 atelier lit とみぃのブログ

田舎には田舎なりにいいところがある。


うあー。

今日は土曜ですが暇でした。

あまりの暑さにみんな外でないのかな??
何せ60〜70代比率6割のこのお店はこう言った「天候」にすこぶる弱いのです。

こんな時はよくいろんなことを考えるんですが、「田舎の良いところって何だろーなぁ」ってふと思いました。

田舎の美容師はダサいって本気で思ってた。


わたくしは都内の美容学校に通っていましたが、就職は「地元一択」でした。
その当時少年団を立ち上げたばかりだったのもありますが、そもそも茨城を出て仕事をすることを考えていませんでした。

同じ学校の同級生は続々と都内の有名サロンや都内近郊のサロンに内定が決まる中、わたくしだけ決まりませんでした。

確かに地元で働くとは決めてたが、美容師としての憧れも捨てきれない自分がいました。
キツかろうがなんだろうがいいから有名な美容師になりたい。テレビや雑誌なんかに出れるような。

その第一歩として都内の有名店に就職するのはマスト、と思い込んでいたからです。

今となっては全くそんなことはないんですが、当時は「田舎の美容師はダサい」って本気で思ってました。
自分もそうなるしかないのかなぁなんて考えながら学校行ってましたよね。

仕事してみたらそんなに違いなんてなかった。


でも結局、地元の大手に就職(今の会社)したんですが、年数が経つにつれて「あ、大して違いなんてないじゃん」って思えるようになりました。

お客様の層は地域によって違うかもしれないけど、美容師は美容師。
「髪を素敵にする仕事」という事実は田舎でも都心でも全然違わないんだなと思えるようになったんです。

最近、田舎の良さがわかってきた



そうなってくると田舎ってなかなか良いなあと思い始めてきました。
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わたくしのお店は隣が森林公園なので、店内に植物いらないくらい緑が綺麗な景観です。
こういった都会にはない田舎ならではの自然豊かなプライベート・サロンとか、ものすごい癒される空間が作れると思うんです。

都会の精錬された空間も好きなんですが、自然の中に佇む癒しの空間ってのも悪くないなと。
逆に都内より場所は広くとれるし家賃は安いし(笑)

なんだ。いいことしかないじゃん

インターネットが普及してそれこそ情報の伝達に距離が関係なくなった昨今。有名になろうと思えば地方でも全然チャンスはある。
いい世の中になったなと思うと同時に、我々美容師のハードルも上がってきてます。

田舎には田舎の良さがある。

都会の美容師さんたちに負けないようにがんばっぺー。


この記事を書いた人

フリーランススタイリストとみぃ
美容師歴21年。
ヘアカラーを得意とし、ハイライトや3Dバレイヤージュなどを駆使したデザインカラーを提案。様々なヘアカラーニーズに対応できる技術を研究・提供している。

ファッション・メイクとマッチしたヘアスタイルの撮影や、美容メーカーのメディアへの寄稿、地域のビジュアル活動など、サロンワークのみならず多方面で精力的に活動している。
【主な活動・資格】
ビューティーエクスペリエンス「THROWジャーナル」ライター
ヘアケアマイスタープライマリー・ミドル取得