「ここにレイヤーを入れて〜 そんでリバースに流せるように〜」
なんてオーダーしてきたりするんですが
美容情報誌なんかでこう言った「美容用語」が わかってる体でヘアスタイルの解説に載ってたりするのが当たり前になってますよね。
しかしですね・・・結構意味が曖昧だったりしてませんか?
レイヤーとは”段差”の一種
よく混同されるのが”レイヤーとシャギー”。
なんかわたくしは勝手に”シャギー”なんて言葉は死んでるもんだと思ってたんですが(笑)
一定の年齢のお客様になってくると未だに聞くことがあります。
レイヤーは髪に段差をつけること。
シャギーは髪の量を減らして薄くすること
髪を上に引き上げて、上を短くして下を長くなるように段々に切るのがレイヤー。
スキバサミでザクザク切っていくのがシャギーです。
結構間違って覚えてる方多いんですよね。
これも雑誌なんかで「レイヤーをたっぷり入れた・・・」なんて表現で載ってるから勘違いするのかも。
美容師さんは「じゃあレイヤーはたくさん入れときますねー。」とか言いません(笑)
少し高め(頭の上の方)から入れますね とかならいいますけどね。
レイヤーを入れるとどんなことが起きる??
レイヤーが入ると、上の髪の毛が短くなるので裾の髪が薄くなります。丸みもでます。
一方、レイヤーを入れないと上の髪と下の髪の長さを同じにするので、丸みも出ず毛先までフラットになり、毛先に厚みがでます。
大事なのは、髪の毛のフォルムを切ることで軽くなる部分と量を減らすことで軽くなる部分は違うということ。
髪の長さが原因で重い髪は、いくら量をとっても軽くならないし、髪の毛の量が原因で重い髪はいくら長さを短くしても軽くなりません。
そこの見極めをちゃんとできる美容師さんかどうかで手入れのしやすさも変わるんです。
段差をつけることも量を減らすことも「薄くする」という点は似ていますが方法が全然違います。
自分の希望をわかりやすく伝えるためにも、意味の取り違えをしないようにしたいですね。