茨城県牛久市の美容室 atelier lit とみぃのブログ

自分で必要なものを全てやれる環境

この間夜に



カイくんとオーナーと3人でちょっとしたトレーニングを。




雑誌でみた洋服に合わせたヘアスタイルを各々で作るというトレーニング。


比較的ヴォーグとかそういうハイファッションな雑誌の洋服をチョイスして40分で1スタイル。







みんなで切り終えてから「こここうしたんだ」とか「どういう意図で切ったの?」とか質問しながら検証。

僕やオーナーは20年選手なのでスタイルを想定するときにそんなに迷いが出ないんですが

カイくんはまだ美容師歴半年。結構難しかったんじゃないかなと思います。

こういうのって僕が新人の時はやらせてもらえなかったなぁ



でもなぜか技術を習得することやテストに合格することがいつのまにか目的になっちゃってて、練習はすごいしててできるのにお客様になるとできない美容師結構多いんです。


結局美容師ってお客様にヘアスタイルを提供していかに喜んでもらえるかが全て。


だからテストとか技術のチェックしなきゃいけないのでしますが、そこはそんな重要でなくて

こうやってお客様の洋服やメイクであったり
生活環境、なりたい自分、好きなもの…

いろんなものを聞いたり見たりしてスタイルを提案できるトレーニングと、それを分かりやすく伝えられる説得力を磨く方が絶対的に将来必要な能力なんではないかと。


僕が若い頃はなんなら「新人は技術を盗んでなんぼ」みたいな風潮が色濃くあった時代だったので

いきなりハサミ持ってウィッグ切ってたら「お前何してんだ!!」ってキレられたもんですw


まだ早ぇだろと。


でも早いも遅いもないんですよね。
仕事に必要だったら段階とか関係なく全部やればいいんですよね。


カイくん本人はどう思ってるかはわからないですが
そうやって成長スキルを自分で選択できる環境って僕からすると羨ましいなと思います。


切り方でなくて原理で覚えるカットとか
スタイルを作って写真撮るのとか

教えられる人がいる事もそうですけど、やっていいという環境であるってのはいいなと。

若いんだから色々やっていいんですよ。あんまり脱線するようならおじさんたちが修正するからw




僕自身も勉強になりました。
そしてやりながら「あ、これはちょっと練習必要かも」と思う事も出てきて、そういうのはいい成果だと思います。


僕自身もその辺の美容師に負けないように頑張ろう。まだまだやれることはあるしね。

この記事を書いた人

フリーランススタイリストとみぃ
美容師歴21年。
ヘアカラーを得意とし、ハイライトや3Dバレイヤージュなどを駆使したデザインカラーを提案。様々なヘアカラーニーズに対応できる技術を研究・提供している。

ファッション・メイクとマッチしたヘアスタイルの撮影や、美容メーカーのメディアへの寄稿、地域のビジュアル活動など、サロンワークのみならず多方面で精力的に活動している。
【主な活動・資格】
ビューティーエクスペリエンス「THROWジャーナル」ライター
ヘアケアマイスタープライマリー・ミドル取得