茨城県牛久市の美容室 atelier lit とみぃのブログ

毛先の金髪を利用して透明感のあるアッシュカラーに!!

さてさて… この間も撮影しました。

モデルは…

  
まさみちゃん!!
 

施術前の状態をチェック!!


 
根元は黒く、  黒いところから4センチぐらいは茶色、その他毛先は金髪  と三色混合(笑)

まさみちゃん「ブリーチしてないんですけど、なんだか毛先の色落ちがすごくて、すぐ金髪になっちゃうんですよ」

わたくし「そうなんですか?  普段はスタイリングとかはしますか?」

まさみちゃん「普段は毎日アイロンをかけますね。たまーに巻いたりもします。」

わたくし「その時何かつけて巻いたりとかアイロンかけたりしますか?洗い流さないトリートメントとかオイルとか・・・」

まさみちゃん「いや、特にしてなくてそのままかけちゃってます」

熱のダメージで色が落ちる?!


表面の色だけいつもキンキンになっちゃう方の原因は幾つかありますが、

  1. 日光に当たることでの紫外線の影響

  2. コテやアイロンなど、高温でスタイリングする際に熱のかけすぎ。

  3. パーマ・ストレートの薬剤の影響。


この場合、まさみちゃんはアイロンやコテの熱を必要以上に当ててしまっていて髪のタンパク質が固まり、色を保持できなくなってしまっていたようです。

わたくしがご提案したのは

  1. シャンプー・トリートメントをして髪を乾かす前に、オイル系のアウトバストリートメントをつけること。

  2. アイロンは高温(180℃)でもいいので、なるべく1回でのばす。


この二点。

オイルは乾かす前につければ、毛先と根元の水分量を整えてくれる役割があるので、アイロンの当てすぎでタンパク質が固まるのを防ぎます。

あとは極力何度もアイロンで同じ場所を挟まないように一回スルーでいけばダメージは最小限でおさえられます。

毛先の明るさを利用した透明感のあるアッシュ!


  少しダメージ部を切って軽くし
  表面と中の色の差を埋めるべく、少し落ち着いたアッシュ系の色をオン!!

毛先が少し黄色いので、アッシュの色にビミョーにムラサキをミックスしました。

こーすると毛先の明るい部分が緑色にならず、透明感のあるアッシュグレーっぽくなるのです!

  
根元〜中間まであったいや〜なオレンジ味を消しつつ、毛先の金髪部分は少しグレイッシュな仕上がり。

   
こうやってグラデーションにすることで退色したり根元が伸びてきてもはっきり色別れしないようになります。

  
  
  
来た時のヤンキー的な金髪具合から一転、上品な落ち着きのあるアッシュカラーになりました。

撮影は初めてではないものの、緊張していた様子のまさみちゃん。これで一児のママだそうで・・・

最近のママ若すぎだろうよ・・・。

  

ありがとうございました!!

また撮りましょー!!

この記事を書いた人

フリーランススタイリストとみぃ
美容師歴21年。
ヘアカラーを得意とし、ハイライトや3Dバレイヤージュなどを駆使したデザインカラーを提案。様々なヘアカラーニーズに対応できる技術を研究・提供している。

ファッション・メイクとマッチしたヘアスタイルの撮影や、美容メーカーのメディアへの寄稿、地域のビジュアル活動など、サロンワークのみならず多方面で精力的に活動している。
【主な活動・資格】
ビューティーエクスペリエンス「THROWジャーナル」ライター
ヘアケアマイスタープライマリー・ミドル取得