茨城県牛久市の美容室 atelier lit とみぃのブログ

クセ毛って色々あるんです。

突然なんですが・・・
わたくしが最も得意としてる技術の一つに「縮毛矯正」があります。

自分自身がくせ毛なのもあるんですが、クセがわずらわしいと感じる方の気持ちもわかりますし
「まっすぐ過ぎてどうにもならない」って方の気持ちもよくわかります。


くせ毛の人って汗かいたりちょっと湿気があるだけで髪型が決まらなかったり、崩れたり。
すっげー嫌な思いをわたくしもしてきました。
なのでストレートヘアに憧れがありました。(今はくせ毛も好きですけどね)

そしてわたくしが美容師になってスタイリストとして働くようになってから
縮毛矯正のお客様をやるたびに気になってたのが頭の形やカットライン、質感も全く無視の


ただただ真っ直ぐなだけの縮毛矯正


わたくしがスタイリストになりたての頃はまだ、質感やフォルムを意識したストレートがかけられる薬剤があまりなく
縮毛矯正でーす  っていったら
ガッチリ強い薬剤使ってガッシガシにアイロンをかけたストレートが当たり前でした。
それがどーも納得いかなかった当時のわたくしは
「いやー、そのクセだったら矯正要らないっスよ」
的な言い回しで縮毛矯正をかけないようにしていました。

しかし、わたくし的には「きっと自毛がストレートの人みたいな矯正をかける方法があるはず!!」と思い、研究を始めました。
数人の友人に髪を犠牲にしながらw幾多の検証の結果
質感とフォルムをコントロールする矯正ができるようになりました。


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海外暮らし(東アジア)が長いお客様。環境の違いからか、毛先のダメージが出て切れ毛が起きています。
たんぱく質の流失があり、毛先が白くなっています。


IMG_1921.JPG根元のくせも強く、ボリュームが出やすいです。

根元のくせはしっかり、そして毛先は柔らかく自然な丸みをつけてストレートをかけました。


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これ、不思議なことにダメージで白くなったところもサラッとします。


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根元のくせもしっかり伸びてます。

実は、真っ直ぐすぎるストレートの大きな原因は、毛先の丸みを取ってしまう事が大部分を占めてます。

なので、根元はしっかり伸ばしても
毛先は薬剤と熱をコントロールして丸みを残す必要があるんです。

そうすることで、自毛がストレートのような自然なストレートが出来上がります!


これ、なかなか難しい技術で、作業一行程でも細心の注意をはらってやらないと綺麗にいきません。
全ての施術をわたくし一人でやれるわたくしならではのストレート。ぜひお試しあれ。

この記事を書いた人

フリーランススタイリストとみぃ
美容師歴21年。
ヘアカラーを得意とし、ハイライトや3Dバレイヤージュなどを駆使したデザインカラーを提案。様々なヘアカラーニーズに対応できる技術を研究・提供している。

ファッション・メイクとマッチしたヘアスタイルの撮影や、美容メーカーのメディアへの寄稿、地域のビジュアル活動など、サロンワークのみならず多方面で精力的に活動している。
【主な活動・資格】
ビューティーエクスペリエンス「THROWジャーナル」ライター
ヘアケアマイスタープライマリー・ミドル取得