茨城県牛久市の美容室 atelier lit とみぃのブログ

わたくしがカラーリングをする時に気をつける3つのこと。


今やデザインに欠かせない要素になっているカラーリング。

今や染めてない人を探す方が難しいくらい当たり前になってますよね。

しかしそれと同時に「髪の毛のダメージ」に対する意識もかなりシビアになりました。

わたくしも美容師を続けて行く上でこの「ダメージと技術クオリティのバランス」というのはすごく考えながらやっています。

そこでわたくしがお客様にカラーリングをご提案するとき、気をつけている事を書きます。

1・なるべく全体染めをする。



毎回全体染めしたら毛先傷んじゃうよ!!
という声が聞こえてきそうですが、そんな事はないのです。

逆にリタッチ(根元染め)だけで何回も毛先を染めてない髪のほうが見た目も手触りも悪くなります。

なのでわたくしはなるべく染めるときは全体染めをオススメします。特にショートの方は。

ロングの方でしっかり手入れされてる方であれば2〜3回に一回の全体染めで平気かもしれませんが、ショートヘアの方は短くされてる手前、ダメージ部は毎度切ってしまうのでおおよそダメージが残りません。

なので毎回全体染めしたほうが絶対綺麗です。
見た目も質感も綺麗なほうがダメージは感じにくいですよね。

2・なるべく一度の塗布で染める。



人によっては時間差で塗り分けて染めたりする方もいらっしゃると思いますが、わたくしはなるべく"一発"で染めます。

これは、根元と毛先の境目をなくす手段としてもそうですが、お客様への「時間的な負担」をなくすためにやってる感覚が強いです。

同じクオリティであれば、早く終わるほうが自由な時間が増えますからね。

的確に素材を見極めて薬剤を選べばそう何度もチェックしないでもしっかり狙いどおりに染まります。

3・出来る限りダメージの要因を消し去る




髪の毛がダメージする要因はたくさんありますが、薬剤を髪につけて反応させればそれはもちろんダメージの要因の一つになります。

全ての施術を終え、お店を出られるまでに出来る限りその要因を減らす努力とアドバイスをさせてもらっています。

これがあるかないかで、髪の毛のダメージ度合いはもちろん、色持ちや普段のスタイリングのしやすさまで変わってきます。

質感を大幅に崩して作るカラーリングがわたくしは良いとは思いません。それはご自分で染める行為もしかり。

髪の毛の質感が綺麗だからこそカラーリングが映えるわけであって、やる価値があると思います。

染めて髪が汚くなるならやらない方がいい。

わたくしはなるべくそうならないために髪質と施術のバランスを考えます。

せっかく染めるなら極上な出来にしたいですからね。

皆様のカラーリングはどうでしょうか?

この記事を書いた人

フリーランススタイリストとみぃ
美容師歴21年。
ヘアカラーを得意とし、ハイライトや3Dバレイヤージュなどを駆使したデザインカラーを提案。様々なヘアカラーニーズに対応できる技術を研究・提供している。

ファッション・メイクとマッチしたヘアスタイルの撮影や、美容メーカーのメディアへの寄稿、地域のビジュアル活動など、サロンワークのみならず多方面で精力的に活動している。
【主な活動・資格】
ビューティーエクスペリエンス「THROWジャーナル」ライター
ヘアケアマイスタープライマリー・ミドル取得