茨城県牛久市の美容室 atelier lit とみぃのブログ

予約をするということは【その人の時間を買う】ということ。

どうも。茨城県牛久市でジャカジャカカラーを染めてるとみぃです。


ここのところ続けて起きて困ってることがあります。
「無断キャンセル」ってやつですね。


美容業界ではたびたび話題になるのですが、この無断キャンセル、ゼロにするのは多分不可能なんですよね。


しかし美容室にとってはかなりのダメージになる問題なんです。


予約するということはその人の時間を買うということ




確かに美容師は「美容」が仕事なわけでそれを提供することで対価をいただいてます。


でも、わたくしのような1人で全て施術するマンツーマンサロンの美容師は「予約された時点で買われた」状態になるのです。


例えば、1週間後の朝イチに予約したAさん。
朝イチから2時間くらいはAさんに充てるので予約はとりません。

1週間の間に、「その日の朝イチって空いてませんか?」と何人かのお客様から言われても「先約がありますので後のお時間に…」となります。

しかし1週間後、無断キャンセル。

無断で来なかったAさん+その日の朝イチに予約したかった人達分、損益がでます。

結局朝から2時間ゼロです。

美容室で何よりも大事なのは時間



これはわたくしの持論なので他の美容師さんは違うかも知れませんが、

わたくしは多少サービスをするとか、割引きするとかはそんなに苦ではなく、何度も来てくれているお客様などには逆にするべきだと考えます。

ただ、時間だけは絶対にそうは思えない。


もちろんお客様ありきなので、お客様の突然の都合もあるでしょう。
「体調が悪い」「急な用事が」はたまた「寝坊しました」もあるでしょう。



でもそうであるならば遅くとも連絡ください。


そういう理由なら、でなんとかなることもあるからです。こちらからも他のご提案もできるからです。



しかしなんの連絡もなく、ただ人の時間だけを拘束するような行為はわたくしの中では何よりも最低な行為だと思います。


これは我々美容師側にも言えることです。


終わる時間を厳守する。 常にお客様の時間を意識して仕事する事が美容師として絶対的に必要なスキルです。

結局、一番大事なのはその人それぞれの"時間"
を守って、なおかつその時間内にどれだけクオリティの高い仕事ができるか、になるんですよね。


お客様だからなんでも許される、そういう時代ではない




価値の値段というものが叫ばれて久しいこの時代に「お客様は神様です」的な感覚はもはや通用しません。


わたくしの仕事の価値は美容の技術・接客などはもちろんのこと「時間」や「空間」も含まれてのお値段だと考えて決めています。

それそのものの価値の中に色々な要素があるということ。


そしてその対価に合った仕事を完璧にやろうと考えると、お客様の協力は不可欠なんです。




みんなの時間は1日24時間。全員平等です。使い方を考えて行動していきたいものです。

この記事を書いた人

フリーランススタイリストとみぃ
美容師歴21年。
ヘアカラーを得意とし、ハイライトや3Dバレイヤージュなどを駆使したデザインカラーを提案。様々なヘアカラーニーズに対応できる技術を研究・提供している。

ファッション・メイクとマッチしたヘアスタイルの撮影や、美容メーカーのメディアへの寄稿、地域のビジュアル活動など、サロンワークのみならず多方面で精力的に活動している。
【主な活動・資格】
ビューティーエクスペリエンス「THROWジャーナル」ライター
ヘアケアマイスタープライマリー・ミドル取得