最近は卒業した高校生に極上のヘアカラーを施しておりますが
最近の子達は攻めますね〜。ブリーチの消費量がすごいww
昔は(って言っても2年くらい前)は「ブリーチはすごくダメージするもの」というのが一般的で
お客様も「ブリーチはしたくない」みたいな一種の防衛線みたいなものがあったんですが
ファイバープレックスの登場で完全に覆りましたよね。その常識が。
しかもインスタ全盛の今。インスタで調べれば一般の方も「ファイバープレックス」ってものが何なのか調べられる。
要は「ダメージを極限まで抑えられるブリーチに混ぜるもの」ですw
最近ではキンキンにブリーチしてからカラーで色付けするダブルカラーなんぞをやっても昔ほどダメージしないし、色抜けも少なくなりました。
でも待ってください??
ダブルカラーって皆さん「ブリーチ+カラー」と思ってませんか??
黒髪から透明感のあるヘアカラーをする「限界」
ブリーチってたしかに傷みにくくはなったんですが、それでもやっぱり抵抗ある方は多いんですよね。
だからなるべくブリーチせずに、でも透明感のある色にしたい!!っていう要望が沢山あります。
もちろんわたくしもそういう要望にしっかり答えていきたいと思うんですが…
残念ながら「限界」ってあるんですよ。
やっぱり黒髪から透明感のあるアッシュやアッシュグレーにするには、明るくする過程で出る「赤やオレンジ」がものすごく邪魔するんですよね。
結局すごい濃いアッシュなんかを黒髪に塗ってアッシュにしようとしても、濃いアッシュと濃い赤が打ち消しあって
最終的に茶色に仕上がるっていうw
これもアッシュが濃いカラー剤が多いので、赤みのある茶色ではないんですが、「アッシュ」と言われると??ってくらいの茶色。
というように、黒髪や暗い茶色から透明感のあるアッシュにするのは難しいわけです。
で、あるなら
「ブリーチ+カラー」のダブルではなくて「カラー+カラー」のダブルカラー
という染め方はどうなのか?
これ、実はカラー二回で、なおかつブリーチなしで、そしてなおかつ透明感が出るカラーが実現できる方法なんです。
ブリーチで明るくすると、とめどなく明るくできる(金〜白まで)んですが、ダメージも比例して強くなります。
でもヘアカラーはそこまてではないにしろ、赤みやブラウン味を消せるくらいの明るさにはできるんですよね。
しかもダメージもしにくい。
わたくしの考えでは「11レベル」の明るさまで明るくすれば、ブラウンは消え、赤みも少なくなります。
最近のヘアカラー剤のアッシュやグレーは濃いので、11レベルをトーンダウンする要領で入れれば、透明感のあるアッシュやグレーがブリーチなしでも表現できます。
これも12レベルまで明るくなってしまった髪にアッシュグレーを入れてトーンダウンした色。ブリーチはしてません。
結構透明感ありますよね??
ダブルカラーしてもダメージは最小限に
もちろん、ブリーチしないと色素が取りきれないくらい黒い方もいるし、みんながみんなこうできるかは髪質によりますが
大抵の場合「カラー+カラー」のダブルでイケたりします。
しかし、カラー+カラーは単色染めの時のみ綺麗に染まります。
グラデーションカラーやバレイヤージュ、そのほか特殊なヘアカラーする場合は潔くブリーチしましょうねww
これから暖かくなってくるので、もしちょっとしたイメチェンをヘアカラーで、と考えている方は試してみるといいんではないでしょうか?