皆さん知らない方もいらっしゃるかもしれませんが
わたくしは美容師の傍ら、女子バレーボール少年団のコーチを20年ほどやっています。
ここ数年はチームの代表もやってるんですが
最初の3〜4年は既存のチームに。そしてその後、今から17年ほど前に今のチームをその当時一緒に活動していた友人と設立し、今に至ります。
言ってしまえば美容師歴よりも長い間教育や指導に携わっているわけですが、当時から今まで反省ばかり。
毎年この3月に6年生が卒団するにあたり、考えることばっかりなんですよね。
わたくしが一番望んでいるのは【彼女たちの成長と明るい未来】
今は女子の社会進出は当たり前になり、会社のポストに女性が挙がるも増えてきました。
もともとわたくしは男性よりも女性の方が「全ての能力で上にいっている」と思っているので、そういう風潮は歓迎なんですが
それでも日本はまだ男性が優遇される社会であることは周りを見ても一目瞭然です。
我々の世代でもそうですが、時代は刻々と変わります。そういう「男性優位」はもう終わりかけているし、
本格的にそうなった時に戦える土台を整えておかないと必ず競争で負けます。
競争しなくてもいい環境に自分を持っていけるスキルがあれば心配ないですが、全員が全員そうできるものではない。
わたくしは「バレーボール」というツールを使ってその土台をなるべく早い段階で認識してもらえるような指導をしようと考えています。
認識です。認識。そいういものがあるって分かるだけでいい。
小学生で全部理解しろ、全部やりきれなんて
ほとんど不可能です。
その場所、状態で必要なものを自分で意思決定できるように。それを訓練する場だと考えているので。
もしそれが出来て来たら、きっといろんな場面で成長できるし、先だって明るくなると思ってます。
また自分自身の考えを変えていかないといけないなぁと思った
つい先日、6年生最期の大会がありました。
中学1年生と混合で出る大会で、去年の卒団生2人に来てもらって一緒に出場。
はっきりいって周りのチームは去年の10月あたりからこの大会に合わせてるし、うちは出るって決まったのが1月だったのでww 結果は全然でしたが
それでも試合をベンチで見ていて、「これは俺が全て悪いな」と痛感しました。
同じ競技、同じルールでやるスポーツ。独自性とかが反映されない分野で勝ち残るにはしっかりとした「負荷」は必要なんだなと。
この大会で周りのチームを見ながら、うちの子たちの戦いを見ながらそんな風に反省しました。
バレーボールって1人ではできないんですよね。
サッカーやバスケなんか、もしぶっちぎりで上手い奴が一人いたら、そいつがボール持ってゴール決めてしまえは勝ててしまう。
極論一人でもできます。
しかしバレーボールは誰かにパスを出さないといけない。
最低でも2人必要なんです。
自分以外の誰かに協力してもらって、そして自分以外の誰かに協力してあげて試合に勝つ喜び、楽しみ
チームスポーツの醍醐味ですね。
それを教えるのが目標であるのですが、結局はわたくしが子供たちから「教わってる」部分の方が多くていつも反省してしまうんですよね。
そのかわり、子供たちもそうですけどわたくしなんかも成長させてもらってるし、見識を広くもてるようになりました。
わたくしのなかでは、少年団の取り組みは一生関わらなければいけない使命だと思っております。
「美容師なんだからわきまえろ」みたいに思われる方もいるかもしれませんが、わたくしからしたら一生かかって携わるという意味では同じくらいの比率で考えています。
土日に大会で居ない、なんてこともあったりしてご迷惑かけることもあるとは思いますが、
こういった想いで取り組んでいるというのをご理解して納得いただけたらありがたいです。
さて、6年生に卒団式でのプレゼント作らないとね…^_^
頑張ります!