
ちょっと前に発売になったのは知っていましたが、なかなか見つからなかったこの本。
どうしてわたくしが手に取ろうと思ったか?
やはり素材が美しくない・良くないものはどう加工しても最大限には成り得ない。
そう思ったからなんです。
もちろんそんなことは美容師であるなら当たり前だと思うかも知れませんが
わたくしたちは知らず知らずのうちに素材(髪の毛)を最大限に良くする事=ヘアデザインを創りあげる事 になっていってしまっていました。
ヘアデザインを創りあげるにはダメージは隣り合わせ。でもそれを具現化するにはそのダメージをある程度度外視しないといけない時もあるのです。
わたくしたち美容師はいつの間にかその「ダメージありき」が当たり前になってしまっていました。
これね、わたくしは実はメイクをやるようになって心底感じたんですよ。
肌が綺麗な方だとメイクなんて本当ポイント絞れば可愛くなるし、時間も負担も少なくてすむんですよね。
でもどうしてか、美容師さんは「うまくカバーできる方法」は教えてあげてるのに「肌が綺麗になる方法」は意外と教えてあげれてないんです。
高いファンデや発色のいいチークを買うより、その人の肌に適した基礎化粧品を正しく使う方が絶対的に綺麗になれるのに。
そう思ってから、髪の毛も素材から綺麗にする事が、ヘアデザインを最大限にクオリティを上げて提供するには必要なんだなと強く思いました。
そういう経緯から「一体寺村さんはどうやって知識とあの技術を会得したのか?」が気になり始め、購入に至ったわけです。
実際読み進めてみるとすごく伝わるものがありました。
わたくしはちょっとしたケミカルヲタクなので、薬剤成分や毛髪科学が普通よりはわかります。
そういった方ならこの本にあるケミカルな内容は知っている人も多いでしょうし、わたくしもほぼ自分の知識の中にあるものだったので、再確認も兼ねて勉強になりました。
しかしそれ以上に、この本を「買ってよかった」と思える内容がこの本にはあります。
ネタバレになるので書けませんが、それだけ寺村さんの情熱が詰まった内容になってると思いました。
それはそうと、昨日書店で見つけて嬉しくなり
早速見つけて購入。
— とみぃ (@522_rock) 2016年12月28日
寺村さんがどうやってあの知識や技術を手に入れたのかがわかる。
参考にせねば。#寺村優太 #美髪のルール pic.twitter.com/NFAUeQA1K3
こんなツイートをしたら
@522_rock ありがとうございます^ - ^
— 寺村優太 髪を綺麗にする人 (@trmryt) 2016年12月28日
まさかのご本人からリプが。恐れ多すぎる。
この律儀さから人柄がうかがえます。とても素晴らしい人です。
わたくしはわたくしで「素材ありきのヘアデザイン」であることを胸に、お客様に髪を大切にしてもらう知識と技術が提供できるようにしていきたいと思います。
買って損はないです。読みたい方はぜひ。
[amazonjs asin="4799320084" locale="JP" title="前からも後ろからもキレイがあふれる 美髪のルール"]