こんにちは。ハイ透明感になってしまいたいとみぃです。
ここ最近色々なメーカーから画期的なカラー剤が登場しています。
わたくし自身、その中から「アプリエ」を選んだわけなんですが
実はその前に各メーカーから発売されたカラー剤を取り寄せ、テストしていました。
色の発色、塗りやすさなどのスペックもそうなんですが
何が特徴で売りなのか?
を見極めて、その中から自分が提供したいものを選んで入れようと考えてました。
とりあえずうちはアプリエとTHROWをメインにしばらく使おうと思ってますが
他のメーカーから発売したカラー剤も素晴らしいものばかり。
なので本当にわたくし的見解ですが、使った使用感と特徴をまとめようと思います。
ウエラ イルミナカラー
多分このカラー剤が最近の発売ラッシュを引き起こしたと思われる今やパイオニア的存在。
髪の毛のダメージの原因が銅イオンとカラー剤の過剰反応であると突き止めたウエラが、銅イオンとの過剰反応を抑制し、クリアな色味と低ダメージを実現した画期的カラー剤。
もう問答無用の有名カラー剤ですね。お客様自体も「イルミナカラー」ってカラー剤の名前知ってるくらいですから影響はすごい。
ちなみに使った感じは本当にクリアな色味!!そしてサラッサラ!! さすがバカ売れするわけです。外国人風カラーの火付け役にふさわしい発色と質感です。
欠点としては、くらい色味でも結構メラニンを削って染めるようなので、色が抜けた時にかなり明るくなりやすいということ。
そしてなかなか薬剤が高価…。他のカラー施術よりも少しお値段が高いサロンがほとんどなのはそのせいです。
もちろんそれに見合う仕上がりになると思うので適正だとは思いますけどね。
ビューティーエクスペリエンス THROW(スロウ)
我がお店でメインに使っているカラー剤。 このカラーも最近の低明度・高彩度カラーが流行るきっかけになったカラー剤です。
このカラーの特徴は何と言ってもアッシュやグレーのような「寒色系の発色」の良さ。
昔はブリーチをして明るくしてからでないとでなかった色味が、黒髪からでも一本で鮮やかに染まり上がるんです。
そして白髪が染まる「コンフォートライン」のカラー剤すらブルーベースのカラー剤なので、変に沈まずクリアな染まり。
使ってて思うのは、アッシュやグレーのような寒色系の色味は実は色素が小さいので色持ちがあまり良くありません。
高彩度とはいえしっかりとしたホームケアを心がけていかないと色落ちの原因になりやすいです。
それはどのカラー剤でも同じではありますけど…。
シュワルツコフ ピクサムF
日本ではあまり馴染みがないものの、世界シェアで行くと3本の指に入るほど美容メーカーかとしては有名なシュワルツコフから発売されたカラー剤。
最大の特徴はベージュのラインナップ。
ベージュの色味だけで7種類あります。それぞれレッド系、イエロー系、アッシュ系と分かれていて微妙なニュアンスも表現できます。
通常、ベージュというと少し赤くなるというか…オレンジが残って見た目茶色に見えやすいんですが
ピクサムFのベージュはクリアで「あ、ベージュだ!」と思える色の発色をするので、独特の外国人風カラーになります。
使った感想としては、暗めの色をチョイスするとやはり「茶色感」がでやすいので、明るくしたい方向きなのかなぁと。色味が入ったトリートメントカラーのラインナップもあるので、それをうまく使いながらいくといいのかも。
ミルボン オルディーブアディクシー
日本の美容メーカー最大手から満を持して発売されたカラー剤。
もともとミルボンさんはカラーに力を入れてるメーカーさんなので、本当待望の発売なんじゃないでしょうか。
ブラウンをかき消して表現する高彩度カラーということで使わせてもらいました。
何と言ってもアディクシーのすごいところは3レベルのカラー剤があること。
一般の方からすると???でしょうけど、美容師からするとすごいことなのです。
今までのファッションカラーはどんなに暗くても5レベルまでしかなかったんです。
それ以下の明るさに下げる場合は白髪染めを使うしかなかった(白髪染めは2Lvまであるところもある)
日本人の黒髪の平均が3.5〜4Lvと言われてるので、アディクシーには地毛よりも暗いファッションカラーがあることになります。
今まで黒染めしないと黒くできなかったのがファッションカラーでできたり、赤みが強すぎて色が全然でない人にもしっかり発色させることができます。
使用感としては、色味のチョイスや明度のコントロールがシビアなカラー剤なので、選ぶ・塗布するといった基本がちゃんとできてないと思った通りに染めるのは難しいかも。
その代わり素晴らしい発色と質感が出ます。さすがミルボン。3Lvは白髪も染まります。
ホーユー プロマスターアプリエ
このカラーの特徴はなんていってもハイトーンのカラー表現。
薬剤も11Lvから上のトーンしかありません。
業界初の3剤式カラー剤で、通常のアルカリ剤と過酸化水素に加えて独自処方のパウダーを混ぜることによって高明度・高彩度という
今までのカラー剤では考えられない染まり上がりを実現してます。
これをわたくしが選んだ理由は、前にも書きましたが今メインに使ってるTHROWと明度が被らないから。
低明度はTHROWで、高明度はアプリエでと使い分けができるので、よりクオリティ高いカラーが短時間で提供できるようになるからです。
これ、本当にすごい明るくできるんです。そして明るくなってるのにサラサラ!!通常、明るくしていくにつれて質感が悪くなるもんなんですが、なんか不思議な感覚です。
まぁ当たり前なんですが11Lvから上しかカラー剤がないので、暗い色味は染められないのと
通常のカラー選定の考え方で薬を選ぶと失敗するので、このカラーを使うときだけはこのカラーの選定方法で薬剤を選ばないと全然染まらない なんて結果になることも。
それが難しくて導入を見送った美容師さんたちもいるようです。
しかしそれさえわかればこれほど綺麗に明るくできるカラー剤はないと思われます。
自分のやりたい色表現って美容師さんによって違うので、どの薬が優秀でどれが粗悪 なんてのは全くないんです。
わたくしは薬剤の使い方が多少難しくても、自分の努力でできるのであれば「わたくしがお客様にしてあげたいカラーが叶う物」を使いたいと思ってます。
なので本当、市販のカラーで染めてる人は100%損してると思います。こんなに綺麗になるのにわざわざ汚く染める意味がわからない。
勝手に自分目線の使用感を書きましたが、此れを機会にこれらのカラーを扱っているサロンで染めてみると、ホント世界が変わるかも知れませんよ。
是非お試しあれ。
ちなみにうちではTHROW・アプリエ以外に書いたカラー剤も少量ですがありますのでよかったらご相談を。